課題は多いでしょうね

2019年7月11日

　最近の鉄道に関する話題で、このようなものがありました。

「貨物新幹線」ついに実現か。札幌～東北間で運行を検討

　北海道新幹線としてはスピードアップが至上命題でしょうから、貨物も新幹線仕様にするのは良案でしょう。

　課題としては、一編成当たりの貨物量が限られることと、並行在来線の扱いが大きいのかなあと思います。

　貨物については、北海道側の積み込み駅が札幌なので、室蘭本線沿線の苫小牧や室蘭あたりの貨物の取り扱いはどうなのかなあというところはありますね。まあ、編成も限られるので、速達便のような扱いの方法もありますが、本州側の積み替え駅が東北地区だと首都圏までの配達スピードを損なう気もしますよね。

　並行在来線については、貨物輸送が経営の頼みの綱であるとすると、すべて置き換わるわけではないものの影響はありそうですよね。個人的には、長大幹線は再国有化して上下分離方式にすべきだと思うのですが…。

　一番いいのが新幹線と在来線を別線路にすることでしょうが、費用が厳しいですかね。北海道経済、これからもっと厳しくなると思うので、てこ入れの一つとして、ＪＲの路線の存廃の整理をしたうえで、存続する路線は全部標準軌化して、新幹線が北海道中行けるようになるのも面白いような気はしますが…。

　今後も続報はあるでしょうし、札幌駅のホームの設計など、課題はまだいろいろありそうなので、経緯を見守りたいと思います。